介護施設・老人ホームの種類と選び方

有料老人ホームの見学時のポイント

 

【見学する際はなるべく早いうちに】
有料老人ホームを見学するのであれば60歳前後の若いうちになるべく見学しましょう。夫が亡くなって四十九日をすぎてから考えだしたり、一周忌がすぎてから探そうと思っても遅いです。なぜかというと、これからの日本では有料老人ホームで晩年を過ごす確率がかなり高いからです。将来的に三人に一人が有料老人ホームに入居するでしょう。

 

【施設のチェックをする】
まずはホーム内がバリアフリーになっているかどうかですが、これは今となっては当たり前のことです。大切なのはホームの周りに階段や坂が少ないことです。
なぜかというと、ホーム内で生活しているとどうしてもストレスがたまることがあります。この時に外出や散歩をするというのが、心と身体の健康を保つためには大変重要になるからです。ホームの周りに階段や坂があるとどうしても外出回数が少なくなってしまいがちになります。

 

【廊下の幅をみる】
老人ホームに見学に行った際には廊下の幅も重要なチェックポイントです。それは、車椅子にはかなりの横幅があるためある程度幅がないとすれ違うことができないからです。見学に行った際には、車椅子を貸してしてもらって、居室やトイレ食堂など違った角度からみてみるのも一つのポイントです。
廊下の幅が広ければ職員は働きやすいし、そうなると介護の質もあがります。廊下は入居者の社交の場の役目もあるので、広いに越したことはありません。

 

【職員の定着率をみる】
職員の定着率は有料老人ホームの評価をするうえでとても大切な目安になります。それは、そのホームの善し悪しを一番よくわかっているのが職員だからです。やはり介護の質の良い有料老人ホームの職員の定着率は高いです。長年勤めている職員だと、一人一人の入居者のことをよく知っています。さらに職員同士の和が保たれていてチームワークが良いからです。
一般的に日本では介護職員の定着率はかなり低く、およそ2年で入れ替わると言われています。
体験入居の時に、入居者の方々に「ここの職員は長い人でどれくらい勤めていますか」と聞けばだいたいのところはわかります。
そのうえ、解約特例があれば、1〜2ヶ月もホームで過ごせば職員の定着率もはっきりわかるので安心です。

 

【特別見学会だけで決めるのは危険】
ほとんどの有料老人ホームで「特別見学会」を開催していますができればそれだけでホームを決めるのはやめた方が良いでしょう。
というのも特別見学会の開催期間中だけ職員が多く出社し職員の数が多めに見えてしまうことがあるからです。
当然、職員の数が多ければサービスの質もあがります。しかし、有料老人ホームの運営経費のうち約三分の二が人件費になります。そのため職員の数が少ないホームは、極めて営利的か経営が危ないかのどちらかでしょう。
そのため、職員の人数は書面にてチェックし、入居者にも確認してみましょう。 人数表示をしていない有料老人ホームは選ばないようにしましょう。

 

【職員の出勤表を確認しましょう】
厚生労働省の行政指導では、有料老人ホームは、要介護者三人に対して介護職員一人を配置しなければならないことになっています。しかし、この三対一という比率ではそれほど良い介護は難しいのが現状です。三対一ではなくできるだけ二対一に近づくのが理想的です。介護職員に気持ちの余裕が出来れば介護の質もあがり、介護をうける入居者の満足度も上がるでしょう。

 

【見学する時には複数で見学に行きましょう】
見学する時には複数で、それも出来れば男女一緒に見学することをおすすめします。
なぜかというと男性目線で気付くところと女性目線で気付くところは違うからです。特に男性だけで行くと生活感覚のなさから様々なことに気付きません。ぜひ娘さんやお嫁さんなどの女性と一緒に見学に行くことをおすすめします。
そして、見学後にそれぞれの意見を話し合い決めていくのがいいと思います。

 

【新しい有料老人ホームがいいとは限りません】
有料老人ホームを選ぶ際、新築のホームを希望される方がやはり多いですが、有料老人ホームで大切なのは建物というハードの部分よりも、生活サービスというソフトの部分です。ソフトの善し悪しは、長く運営されているホームほど私たちにはわかりやすいです。

 

【介護居室は必ず見学しましょう】
有料老人ホームがオープンして何年か経つと要介護者の数が年々増えていきます。その時に同じホームの中で様々な人達がお互いに気持ちよく暮らせるかどうかは大きな問題です。
その時にばらばらの要介護度の人達が一カ所にいてはまともな介護は出来ません。しかし、ホームの経営を考えた場合、要介護者を一カ所に集めた方が人件費を抑えられます。
認知症になった時にホームから出されないためにも、認知症の人のための介護居室が別に存在することが重要です。
そして、介護居室は相部屋でないことが大切です。なぜかというと、老人は感染症に弱いことや同部屋の人達に迷惑をかけまいとしてあまり動き回らなくなり寝たきりになることも多いです。
介護居室を見るときは個室になっているか、認知症になった時の場所が別に用意されているか確認しましょう。

 

【外出時の付き添いサービスがあるかどうか確認する】
見学の時に確認したいのは、外出するときの付き添いサービスがあるかどうかです。
これは介護保険の対象外のサービスなので、料金はかかりますが、そのサービスが出来る体制かどうかでより多くの職員を配置しているかどうかがわかります。職員の数が多いということは経営に余裕があるか、良心的なホームであると考えられます。

 

【入居者懇談会の議事録を見せてもらいましょう】
入居者懇談会の議事録がさらっとかかれているか、それとも詳しく詳細まで書かれているか確認しましょう。
また、開催は月一回なのか年一回なのかも確認しましょう。これによりホーム側が入居者の声に耳を傾けているかどかがわかります。

 

【お風呂も確認しましょう】
特別養護老人ホームでは浴槽は1つで男女分かれていない場合が多いですが、有料老人ホームでは、男女で分かれています。そこで確認のポイントは浴槽が熱めのお湯とぬるめのお湯に分かれているかどうかです。自宅ではお湯の温度調節が自由に出来ますが、ホームではなかなか難しいです。そこで、温度の違いによって分かれていることにより自分の好みのお風呂に入れるためお風呂の楽しさにつながります。さらに高齢者の中には心臓の弱い人も多いので心臓の負担を考えた場合も温度の違うお風呂は重要です。

 

有料老人ホーム選びは60歳前後から!

 

 

今や介護の必要な期間が10年以上になる超高齢化社会の日本では、近い将来三人に一人が有料老人ホームに入居するようになるでしょう。

 

このような現状で入居の必要性がでてから慌てて探し出すようではとても遅すぎます。

 

その上、実際の有料老人ホーム選びは誇大広告なども氾濫しており、訪問するにも施設数が多いため非常に難しくなっています。

 

有料老人ホームの勉強・見学を始めるのであれば60歳前後の若いうちに始めましょう。
それが、充実した老後を送るための第一歩です。

 

では、どうすれば失敗せずに有料老人ホームを選ぶことができるのでしょうか。

 

このサイトはそんな悩みを持っているあなたのためのものです。ぜひ参考にしていただき、後悔しない有料老人ホーム選びをして、家族も介護者も両方充実した人生を送りましょう。

 


 

実際に見学してみる関連ページ

パンフレットを入手する
希望の立地や自分の周辺状況を整理したら、まずは気になる有料老人ホームのパンフレットを請求しましょう。 普通、パンフレットには有料老人ホームのホームの良い部分が強調されて書かれていると思ってまず間違いありません。 しかし、パンフレットのどこを注意して見ればよいのかがわかれば、実際に見学に行くホームを絞るときに役に立つでしょう。以下にパンフレットを見るときのポイントをまとめました。
入居契約書はここを読む
有料老人ホームを選ぶ場合、入居契約書を事前に見せてもらえるかどうかが、もっとも重要なポイントです。見学時にその場で渡してくれればいいですし、ベストはホームページ上に公開されていることです。それはそのホームの透明性のバロメーターになります。
体験入居してみる
複数の有料老人ホームを見学し、気になるホームが見つかったら体験入居を申し込みましょう。 実際にホームで数日間生活してみることで、見学の時には分からなかったホームの現状を体験することができます。 充実した老後を過ごすためにここは面倒くさらずに、ホームを決定する際には必ず体験入居をしましょう。
資金計画を立てる
総資産・総収入とは、ご本人の預貯金、その他の金融資産、自宅やその他不動産資産、公的年金や個人年金、給与、ご家族の援助などがあたります。 まずは、自分がどれくらいの収入があるのかを把握しましょう。
入居契約と入居の準備
体験入居を終え、入居したいホームを決定したら、正式に入居契約となります。 無理のない資金計画が立てられているか、親族や親しい友人などに入居の意思を伝えたか、契約前に改めて確認しましょう。 もう一つ大切な事で、契約までに身元引受人を決める必要があります。有料老人ホームに入居するには、支払いに対する連帯保証人が必要です。

 
トップページ 入居までの流れ 有料老人ホーム